2016/10/22

〜Balance control 風邪がなかなか治らないときは

みなさん、こんにちは!

秋になってきて、朝晩がひんやりするようになったら、周りに風邪っぴきの人が増えてきました。私の周りではのど風邪が多いようです。
私の母も先日珍しく風邪をひき、40度近く熱が出てウンウン言っていました。
熱は2日程度でだいぶひきましたが、扁桃腺も腫れていたので、のどが痛いのは治らず続いていたんです。そのせいか、熱も完全に下がりきらず、体もだるくて気分もスッキリしないようでした。

ということで今回は、そんなときにみなさまにも是非試して欲しい、特別な「足湯」法をご紹介します。
のど痛が残っていた母も、嫌嫌ながら足湯した翌日には「アレ?痛くなくなってる」とビックリしていました。

「足湯」は「そくとう」と呼びます。これは整体法のひとつです。整体といっても、バキボキやる整体ではなく、人間に本来備わっている原始の力を呼び起こして自ら健康でいきいきとして生きるための方法の方・・・、つまり野口晴哉の提唱している方の整体です。
人は普段から多少左右差がありますよね。体温計で右の脇と左の脇で計ってみると、ちょっと体温が違ったりします。こうした左右差が体調が悪かったり疲れていたりすると、結構大きくなっていることがあります。この左右差を足湯をすると、スムーズに調整できる、というものです。

◆足湯のやり方

1)普段快適と思う入浴温度より2.5〜3度高い温度を足首まで隠れる程度溜める

2)両足を同時に1)のお湯に浸けて(くるぶしまでしっかり入れる)、6分間そのままにする。

3)6分経ったら両足をお湯からあげて、軽く拭き赤くなっている度合いを観察。
比較的してより赤くなっていない方をもう一度お湯に浸けてさらに2分間待つ。
再度お湯に浸けない方の足はすぐに乾いたタオルで拭いて冷えないようにする。

4)2分経ったら残った足をお湯から出し、乾いたタオルで拭いて冷えないようにする。

★風邪をひいているときや体調が悪いときは特に、両足とも冷えないように気をつけて、お水を1杯飲んで早く寝ましょう!



このとき注意したい点は、足を浸けてるうちにお湯が冷めないように気をつけることと、出した方の足が冷えないようにすることですね。

私もなんだか疲れがとれないな〜とか風邪ひきそう、とかなかなか風邪が治らないな〜というときは、足湯します。しばらく毎晩続けますね。
私の場合、足湯がうまくいったときは、足湯して寝た日の夜中に汗びっしょりになって目が覚めます。寝汗ですね。ちょっと普通じゃない量の汗です。冷たくて寝ていられなくて目が覚めるんですから。ですので、冷えないように汗を拭いて着替えて寝ます。(枕やシーツも濡れているときは面倒で困る・・・)
すると次の日スッッッキリしています。
野口晴哉によれば、風邪は出るべき汗が体の中に引っ込んだままでもひいてしまうもの、ということですので、びっしょり汗をかくってことはそれだけひっこんでいたのかなぁ・・・なんて思います。

お風呂に入る前にやって、やり終わったらさっとお風呂に入って、さっと寝る、というのもいいですよ。
冷え性の人にもよくて、冷えてる場合、お風呂に1回長く浸かるよりも、先に足湯などで体をちょっと温めて、ひと呼吸置いてからまた温めることで、体の温まり具合も違うらしいです。私もこの足湯だけでも体が相当ホカホカしますが、お風呂に入ると尚更温まるのを実感しています。
ちなみにお風呂に入るときは、最初の6分間だけ足湯して、残りの2分間をお風呂につかることで代用することもできます。

足が冷えていることが、頭痛や肩こり、腰の痛み、気分の沈みなどとなって出て来ることもあるので、特にコレからの季節や寒いところにいた日などは冷えたと思わなくても早めに足湯をするといいかもしれませんね。

ちなみに、のどが痛い風邪の場合は今回ご紹介した足湯がオススメですが、お腹に来ている風邪の場合は「脚湯(きゃくとう)」の方が良いそうです。膝までつかる方法です。この場合は可能ならお風呂に入った方が早そうですね。

ではまた次回!

参考文献:「整体入門」「風邪の効用」(共に野口晴哉著)

0 件のコメント:

コメントを投稿