2016/03/19

洗練された人に見えるポイントとは


2016年、私がテーマとしていることのひとつに sophisticate(ソフィスティケート)、すなわち「洗練」というのがあります。

街を見渡してみると、同じようなファッションやヘアスタイルをしていても洗練して見える人と、そうでもない人がいて、洗練は外見だけではないのかなとも思います。
やっぱり、内面からにじみ出てくるものも大切、というのはあるのでしょうけれど、だとすれば内面はどのような状態だと、外から見たときに洗練された印象になるのでしょうか。

そんなことをこのところ考えつつ、観察している日々だったのですが、たぶんこんなことが関係しているのでは?と思ったことをまとめてみます。

まず、たぶんすごく大事だと思われるのは、内面じゃなくて外見の要素のひとつです。それは、「スタイリング」。

ここでいうスタイリングとはどういうものを指しているかというと、主には洋服の着方とヘアスタイルです。これ、ほんと関係していると思います。
たとえば、同じようなトレンチコートスタイルをしている女性を見て、思わずじっと見てしまうほどステキで洗練されて見える場合と、そうでもない…いやもっと言えば、ただそこにあったトレンチ来てきました、という風になってしまっている場合があります。
この二者に見られた違いには以下のようなものがあるように思います。

(1)洋服のサイズがあっているかどうかを気にしている程度
オーバーサイズでも小さめでも着こなしでカッコよくなる場合があるので、ある意味”ジャスト”サイズでなくてもいいと思うのですが、肩部分の作り方、身丈、袖丈、もっというと襟の高さとかそういうことが自分の体にあっているかを意識している程度は、如実に洗練されて見えるかどうかに反映されているのではないかと思いました。

(2)洋服自体がキレイに管理状態を気にしている程度
全部ピッシリアイロンがけされている必要はないと思いますが、肝心なポイントがしわしわヨレヨレだと、洗練された感じにならないようです。

(3)体にあった着方を気にしている程度
たとえばトレンチのボタンを閉じてウェストをキュッと締めた方がよいのか、開けてラフに着るのがよいのか、また、閉めて着るにしてもカチっと見せるように着るのか、ラフに閉めるのかなど、表現方法はさまざまある中で、自分の雰囲気や当日のファッションスタイル全体にあった着方をしているのかどうかで、オシャレ感の出方が全く変わってくるように感じました。
また、たとえば「ラフ」といっても、計算されたラフだから良いのであって、本当にラフだと単なる小汚い感じ見えてしまうので、ベルトの閉め方ひとつ、しわの出し方ひとつなどにどこまで気を配れるか、そういったところに「洗練」を感じるように思いました。

ところで、着方が大事だな、と感じたことにはもうひとつきっかけとなった映画があったのですが、そのご紹介はまた次の機会にでも。

(4)ヘアスタイル
たとえば、ラフなヘアスタイルだったとしても、本当にボサボサなのか、意図してやっているナチュボサヘアなのか、それにより見え方は全く違うのだと思います。
まず、意図していたとしてもしていなかったとしても、リアル系ボサボサに見えちゃうかどうかの決めては、頭頂部にあるのではないかと思います。頭頂部付近の毛が整えられておらず、不自然に毛が立ってたりヨレてたり、ツヤがない、色が剥げてきてるなどがあると、整えられていない印象を与えがちのような気がします。また、特にロングの人は、ブラシされた感がある、要するに毛流れが整っているとケアされている印象を受けますね。パサパサしてあちこちに飛び出た毛が目立つとやっぱり洗練された感じは与えられないかもしれません。ラフなスタイリングをしたとしても、乱していい部分と乱さない方が良い部分があると思われ、余計な部分の乱れを排除することで「オシャレな人があえてラフにやっている」と見えるのだと思います。
ファッションはすごくおしゃれでも、ヘアスタイリングまで気を回していない人もまあまあいますので、ぜひヘアもきっちりスタイリングしてほしいものです。

ということで、とりあえず私が感じた洗練されて見える外見のスタイリングのポイントは今のところこんな感じです。
他にも重要な外見のポイント、そして内面のポイントもありますので、続きはまた今度。